縄・カゴ・編み物
幅13cm、高さ24cmの縦長の小型のカゴがつぶれた状態で出土した。カゴは細い蔦を使い、網代編みで製作されている。幅5mm程度の蔦を編み、小口を同じく蔦で丁寧に巻いている。もとの形は魚籠(びく)に似た円筒形が想定される。口から底まであり全体の3分の2程が残存している。
中にはオニグルミの核やトチノミの樹皮などが入っていた。しかし、カゴが破棄された後混入した可能性もあり、何を入れていたのか確定は出来ない。
三内丸山遺跡で出土した同様の袋状編み物製品(縄文ポシェット)からはクルミが見つかっているので、同じように食物が入れられていた可能性が考えられる。
(小矢部教育委員会)
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